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防災は日頃の心構えと備えから
防災は日頃の心構えと備えから
- 近年、日本国内では地震をはじめ豪雨や台風といった大規模災害が頻繁に起こっており、県内にも毎年のように大きな被害がもたらされています。また「南海トラフ巨大地震」への警告もあり、私たちは常に災害と隣り合わせの生活を送っていることを意識しなければならないと言えるでしょう。災害への心構えや備えは日頃から整えておきたいところですが、それらを身近に捉えるのはなかなか難しいもの。そこで和歌山市消防局3階にある「和歌山消防局 防災学習センター」で、体験しながら防災を学んでみませんか。
和歌山県内の災害情報(2023年度)
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- 台風・大雨による
建物の崩壊 - 78件※1
- 台風・大雨による
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- 県内の
火事の数(概数) - 342件
- 県内の
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- 台風・大雨による
避難情報(津波含む) - 32件※2
- 台風・大雨による
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- 震度1以上の
地震の数 - 73件
- 震度1以上の
※1:全壊9件、半壊27件、一部損壊42件
※2:高齢者等避難、避難指示、緊急安全確保の発令数です。
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- 地震
- 災害体感シアター
「それは今日かも」を
映像・音・振動で体感
150インチスクリーン、ボディソニック装置、6方向からの送風、5+1ch音響装置によって災害を体感。映像タイトルは2つあります。「地震編」では、和歌山市の日常生活と南海トラフ付近の地底活動の映像を交互に流し、巨大地震が発生するかもしれない日までをカウントダウン。もう1つの「風水害編」では、4人家族が巨大な台風に見舞われます。巨大地震や巨大台風は今日起こってもおかしくありません。その事実を「他人事ではない」と捉えることができます。
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- 火災
- 煙避難体験
鼻と口を押さえながら
低い姿勢で煙を避ける
火災時における死亡事故原因の大半は、煙による一酸化炭素中毒や窒息。ここではバックドラフトを想定した部屋や、高さ85cmの位置にある姿勢センサー、甘い香りの煙(人体には無害)により、煙からの避難を体験します。姿勢を低くし、鼻と口を覆って入口からスタート。誘導灯を見つけながら壁沿いに進んで出口を目指します。出口には避難にかかった時間、危険な姿勢・行為の回数が表示されており、適切な避難ができたかどうかを振り返ることができます。
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- 津波
- 津波ハザード
わが町は地震発生から
何分後に津波が来る?
南海トラフ巨大地震が発生した場合を想定し、和歌山県内の各主要都市に、地震発生から何分後・どの程度の高さの津波が襲ってくるかをシミュレーション。例えば和歌山市なら、地震発生から40分後に8mもの大津波が到達されるとシミュレーションされています。コーナーの壁面では、和歌山市内の津波浸水予想図や、「津波の高さと死亡率」などの津波情報を紹介。「なるべく遠くというより、できる限り高い場所へ逃げるのが大事」だということを学べます。
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- VR
- VR体験
専用ゴーグルとチェアで
各種災害を疑似体験
最先端のVRシステムを備えた防災学習車両。専用のVRゴーグルを装着し、VRチェアに座って体験します。コンテンツは3つ。地震から起こった火災に囲まれる「火災編」。家の中で直下型大地震に遭い、テーブルの下に隠れるも家具や家電が倒れてくる「地震編」。運転中に地震が起き、襲い来る津波から逃れるため車をおりて高い場所へ避難する「津波編」。映像や振動を通して刻一刻と変化するリアルな災害状況を、それぞれ映約90秒間、疑似体験することができます。
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- 今回取材にご協力いただいた
- 和歌山市消防局 防災学習センター
- 17のコーナーとVR防災体験車を備えた、体験型の防災学習施設。上記の他に、的確・迅速な通報を学べる「119番通報体験」や、消火器の正しい使い方が分かる「初期消火体験」、実際に触れるアイテムも揃えた「防災グッズ」などのコーナーがあります。
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- 公式ホームページはこちら
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- 所在地:
- 和歌山市八番丁12 和歌山市消防局3階
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- TEL:
- 073-423-0119
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- 開館時間:
- 午前9時~午後5時
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- 休館日:
- 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
年末年始(12月28日~1月4日まで)
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- 利用料:
- 無料
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- 駐車場:
- 市営駐車場や近隣の有料駐車場を利用
- 和歌山トヨタで取り扱う
- 防災グッズ
「いざ」という時のために、どんな備えをしていらっしゃいますか?和歌山トヨタでは、災害時の安全確保に必要な物、避難生活が続いた場合にあった方がいいアイテムなど、おすすめの防災グッズを取り扱っています。使い方のアドバイスも承っておりますので、詳しくはお近くの和歌山トヨタの店舗でお尋ねください。
※下は取扱品の一例です。