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今回はハイエースで北山村へ。98%が森林という北山村は日本唯一の飛び地村です。人口約400人の小さな村ですが、「ここならでは」が目白押し!例えば北山川での”筏下り “や”じゃばら “という柑橘栽培など、北山村には多くの魅力が詰まっています。北山村を隅々まで楽しむには、観光センターがある「道の駅おくとろ」を拠点にするのがおすすめ。宿泊施設を備えた「おくとろ温泉」、キャプ場やバンガローがある「おくとろ公園」などを併設した村の情報発信地です。さらに今回は、北山村でユニークな活動をしている人たちにも会ってお話を伺いました。「絆人(きずなびと)」として紹介していますので、北山村に遊びに行ってもし出会えたら「【KIZUNAマガジン】を見ました」と声をかけてみてくださいね。
一つの国や自治体などが、地理的に分離して別の行政区画内に存在する地域のこと。北山村は日本で唯一、市町村単位の飛び地として知られています。
※誌面で紹介している施設やお店のデータは、通常時のものです。営業時間や休業日が変動になっている場合がありますので、HP上や電話などで事前にご確認の上、ご利用ください。
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Today’sDrivecarHIACE
トヨタが誇るロングセラーワンボックスカー。
機能美あふれるハイエースは多彩な魅力を兼ね備えており、ビジネスからプライベートまであらゆるシーンで活躍します。
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ラフティングやキャニオニングなどの川遊びができるアウトドアスポット。今回は2人とも初心者ということで、ファミリーキャニオニングのコースに連れて行ってもらいました。ガイドの堀毛幸次郎さんにリードしてもらいながら、急流をスライダーのように滑り降りたり、穏やかな水面をたゆたってみたり、岩の上からダイブしたり。時にはスリル満点の場面もあり、童心に返ってたくさんはしゃいでしまいました。アイスマンには宿泊施設もあるので、泊りがけで遊びに行くのもおすすめです。
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- 住所/
- 東牟婁郡北山村大字七色205
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- 電話/
- 080-2611-5873
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- 営業時間/
- 9:00~17:00
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- 定休日/
- シーズン中は無休
(5~10月末)
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- 駐車場/
- あり
●キャニオニング●
舟などを使わず、身一つで渓谷下りを楽しむウォーターアクティビティ。岩から川に飛び込んだり、天然スライダーを滑り降りたりと爽快感は抜群!小学3年生から参加可能なファミリーキャニオニングも人気です。
【期間・料金】6月~9月末/1人8,000円
※ファミリーキャニオニングは7月~9月末/
中学生以上1人7,000円、小学3年生以上1人5,500円 -
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●ラフティング●
迫力満点の激流を専用ゴムボートで乗り越えていく、スリリングなアウトドアレジャー。北山川は日本有数と言われる絶好のラフティングポイントで、激流をクルー全員で制覇した時の達成感は何とも言えません。
【期間・料金】5月~10月末/
中学生以上1人7,000円、小学4年生以上1人5,000円
※いずれも原則として雨天決行ですが、台風・大雨・増水などの際は中止になる場合があります。 -
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600年以上の歴史を誇る「筏流し」は、木材を新宮市に運ぶための高度な技術でした。昭和30年代後半、ダム建設によって木材はトラック輸送へ移行。そこで筏師の技を伝えるため、観光筏下りが始まります。丸太8本で作る1つの筏を7床つなげて全長30mに。それを3~4人の筏師が人力で操舵し、絶景の中、北山川の急流を下ります。迫力も爽快感も満点!なお伝統的な筏流しの姿を今に伝える全国唯一の例として、「北山川筏流し技術」は、日本森林学会から「2022年度 林業遺産」に認定されました。
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- 予約・問い合わせ/
- 0735-49-2324
(北山村観光センター)
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- 受付場所/
- 北山村観光センター
(道の駅 おくとろ内)
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- 運航期間/
- 5月~9月
※5月・6月は週末と祝日のみ運行。
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- 運休日/
- 7月~9月は木曜運休。
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- 受付時間/
- 第1便…9:00~10:20
第2便…11:30~12:40
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- 乗船対象/
- 満10歳以上、
満75歳以下の健康・健脚者
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- 料金/
- 大人6,600円、小学生3,300円
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- 筏師/北山振興株式会社代表取締役
- 山本正幸さん
- 北山振興は社員全員が筏師。5月~9月は筏下りの仕事をしながら、じゃばら農園管理などの仕事に携わります。「筏の連結や解体も自分たちでしますわれる難しい仕事ですが、お客様に『楽しい』『きれいやった』『スリルがある!』と言われると嬉しくなります。ぜひ夏の北山村で、筏下りを楽しんでください」。
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昭和54(1979)年から北山村が運営していた「じゃばら事業」が民営化され、2020年春に「株式会社じゃばらいず北山」としてスタート。役場でじゃばら事業に取り組んでいた職員も「じゃばらいず北山」の社員となりました。北山村産のじゃばらを使った商品開発・加工・製造、インターネット通販、小売店や飲食店への商品・原料供給、農場の運営などをおこなっています。
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- 住所/
- 和歌山県東牟婁郡
北山村下尾井335
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- 電話/
- 0120-928-933
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※「じゃばら」「邪払」「JABARA」は
(株)じゃばらいず北山が
商標を保有
しています。
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- 北山村の名産品
- じゃばら
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花粉症対策で
全国が注目 - 北山村にだけ自生していた柑橘で、かすかな苦みと独特の風味を持つ“幻の果実”。一本の原木から村が栽培を始めました。花粉症に悩む人の間で評判となり、全国から注目を浴びています。
- 筏師/じゃばら農園管理責任者
- 宇城公揮さん
- 1本の原木から5,000本にまで増えました。さらに去年、休耕田活用で1,000本増やしたんですよ。じゃばら商品も僕が把握しきれないくらい多くなりました。筏下りもじゃばらも北山村独自のもの。その両方に関わっているので、どちらも長く伝え続けていきたいですね」。
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「道の駅おくとろ おくとろ公園」と隣り合っている温泉施設で、ラフティングやキャニオニング、観光筏下りといったリバーレジャー後にも嬉しいスポットです。広々とした内湯風呂に加えて、目の前に雄大な渓谷美が広がる石造りの露天風呂があり、ゆっくりリフレッシュできました。夜は満天の星空を堪能できるそうです。施設内には、定食メニュー豊富なレストランも。隣には北山村で唯一のコンビニ「じゃばら屋」があるので便利。
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- 住所/
- 東牟婁郡北山村下尾井476
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- 電話/
- 0735-49-2575
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- 営業時間/
- 温泉とレストランは受付
終了時間から各30分後に
クローズ
温泉11:00~20:00
最終受付
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- レストラン/
- ランチ11:00~13:30LO
ティータイム
14:30~16:00LO
ディナー
17:00~19:30LO
じゃばら屋 7:00~20:00
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- 駐車場/
- 30台(無料)
- ※おくとろ公園内の駐車場も利用可
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アウトドア気分を満喫できるコテージ風の宿泊施設。おくとろ温泉と同敷地内に9棟あり、いずれもツインベッドルーム、リビング、畳の間、テラスを備えた広々空間。4名~6名で利用できます。ダム湖に隣接するダイナミックなロケーションも魅力。宿泊プランによっては22:30までおくとろ温泉を利用できます。
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- 住所/
- 東牟婁郡北山村下尾井476
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- 電話/
- 0735-49-2575
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- チェックイン/
- 15:00
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- チェックアウト/
- 10:00
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- 宿泊者入湯税/
- 大人1名150円
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- 宿泊料/
- 1泊2食付き15,000円~
(時期・部屋タイプ・人数によって変動します)
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- 駐車場/
- 30台(無料)
※おくとろ公園内の駐車場も利用可
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村の特産品であるじゃばらの豊作を祈り、その恵みに感謝する神聖な社。“じゃばら”の名前は「邪気を払う」ことに由来しており、縁起物としても重宝されているそうです。北山村の繁栄と世の中の幸福・平和を願って、おくとろ公園の一角に建立されました。村内の家具職人が1枚ずつ手作りするじゃばら型の絵馬に願い事を書いて奉納・お参りすれば、幸せが訪れるかも・・・。
おくとろ公園内にある、屋根付きの焼肉ハウスでバーベキューを満喫。基本的には自分で食材を持ち込むスタイルですが、1週間前までに2人前以上で予約すれば焼肉セットを準備してもらえます。問い合わせは「おくとろ温泉やまのやど」へ。
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築約90年の古民家をリノベーションしたカフェ。七色峡を望む国道169号沿いにあり、ゆったりと流れる時間の中、生駒市や中辺路の焙煎士から取り寄せた豆で淹れるコーヒーを味わえます。手作りのベーグル(夏季は休業)や数量限定のランチも人気。スイーツも各種あり、特にこだわりの珈琲豆から作るゼリー、特産のじゃばらを使ったチーズケーキは絶品です。
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- 店舗詳細はこちら
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- 住所/
- 東牟婁郡北山村七色316
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- 電話/
- 0735-30-0380
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- 営業日/
- 木・金・土曜日
※繁忙期は日、祝も営業。
営業日はインスタグラムで
確認を
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- 営業時間/
- 10:00~16:00
(ランチは11:30~
なくなり次第終了)
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- 駐車場/
- 店舗前に駐車可
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- カフェオーナー
- 池田有里さん
- 2016年に北山村へ移住し、2017年にオープン。「ランチもスイーツも1人で手作りするし、お店も1人で回しているんです。あたふたしている私を見かねて(笑)、2階のお客様がセルフでお皿を下げてくださったり…本当にお客様には恵まれていいます。北山は自然は豊かだし人も温かいんです。ぜひ北山村で癒されてください。